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根管治療(根幹治療)後の痛みについて その2

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カテゴリー:

根管治療

 

2つ目は、抜髄(神経を取る処置)の時に起こり得ることとしては、神経の見落とし、取り残しや神経を根の先に押し込んでしまった時に起こります。これらはしっかり見ながら治療が出来れば回避することが出来ますが、マイクロスコープ(顕微鏡)を用いていなければ、どうしても起こってしまうのでしょう。歯の根管数(神経の通り道の数)は私が学生の時に教わっていたものと現在の最新の報告ではかなりかけ離れています(歯の解剖自体はそんなに変わっていないと思いますが、今までは見つけることが出来なかったのでしょう)ので、要注意です!

3つ目は、根管以外を大きく削って穴を開けた(パーフォレーション)ため歯にダメージを与えている場合です。これは程度によっては抜歯の可能性もあります。こちらも見えていれば回避することが出来ると思います。

4つ目は、根充材(根管を封鎖する材料)関係が根尖(根の先)から飛び出して周辺に炎症を起こしてしまった場合です。

以上のように痛みが出るのには概ね原因がありますので、ただただ「様子をみましょう」で解決できないこともあります。先ずは、診査・診断で原因にたどり着けるかですね。

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