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歯医者の実力

2015年06月12日

カテゴリ:根管治療

前回のブログでも書きましたが、根管治療は本当に難しいと思います。歯の中の神経の走行はとても複雑なので、我々歯科医師が出来ることは限られており、その中である程度の結果を出さなければならないからです。

そのような状況なので、患者さんも「じゃあ~どこの歯医者に行けばいいんだよ!」と言いたくなるかもしれませんね。

そこで、私が考える根管治療を任せる歯科医院選びの一つの判断基準を参考にしてもらえれば幸いです。

それは・・・

上の歯の大臼歯の抜髄治療が出来るかというものです。歯医者なら「そういうの出来て当たり前」とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、なかなかどうして私は難しいと思います。

例えばこの歯、

細越_和枝右上7初診時デンタル 右上7髄空開拡後

大きなむし歯で神経を取ることになったのですが、神経を取るために削っていくと、3本の神経の通り道は見つけることが出来ましたが、ちょっと怪しい溝を発見!?

そこを丁寧に1.5~2ミリぐらい外側に削っていくと・・・

右上7根管形成終了後

やはりありました! 4本目の神経の通り道。

4本目の神経もしっかり取り除いて、細菌の再感染をしないように封鎖をすると、

細越_和枝右上7根充後デンタル+ 右上7根管充填後

このようになります。

いろいろポイントはあるのですが、まずしっかり見えているかというのが大きなポイントかもしれません。

この歯の4本目の神経の通り道が発現する可能性は、30%程度と言われています。これを見落とさないで治療が出来るか。

その他基本的なことを言えば、ラバーダム防湿は行っているか、治療時間を確保出来ているかということが上げられますが、この2点は根管治療を行なう上ではすでに当たり前かもしれません。

その上で、経験や勘に頼らず、目で見て、手でしっかり治療の質を表現できるかが勝負の分かれ目かも・・・・。

ご自身のお口の健康を任せる歯医者さん選び難しいかもしれませんが、まずはお近くから探してみてはいかがでしょうか。

 

では、私も診療しっかりがんばりたいと思います!