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あきらめなければもしかしたら・・・

2015年08月21日

カテゴリ:根管治療

 

以前来院された患者さんの症例をご紹介。

こちらの方も例に漏れず、数件の歯医者さんと○○大学で治らないと当クリニックにいらっしゃいました。問題となる部位は多数ありましたが、今回ご紹介するのはそのうちの1本について。

元々、むし歯の治療が必要と削っていったらかなり深くまで行ったので、神経を取らなければならないと言われ、そのまま任せて削り進めていたら神経が見つからないので、このままかぶせ物をすると言われ、メタルアンレー(部分的な銀歯)で修復を受けた状態でした。最初は良かったようですが、ある時から違和感と鈍痛が出てきたとのこと。そこで、当クリニックへ来院となりました。

細越_和枝右上5初診時デンタルX-P+

初診時のレントゲン写真を見ると根の先には残念ながら病気が出来ており、部分的な銀歯の適合も必ずしも良いとは言えない状態でした。また、以前の先生が仰るように神経の通り道はほとんど見えず、「石灰化」を起こしていると思われました。

確かに石灰化はしていると思われるのですが、実際根の先に病気があることから、完全には神経管は閉鎖していない可能性もあることから、マイクロスコープを使用しての根管治療とそれで治療が出来なかった場合は、外科的歯内療法を提案し、同意が得られましたので、治療を進めることとしました。

治療スタートの状態がこちら

細越_和枝右上5マイクロ1

ここに到るまでに冠の除去、むし歯の除去、歯肉整形、隔壁、ラバーダム防湿を行っています。それらの詳しい内容はコチラでご覧ください。

http://www.taka-dental-clinic.com/blog/konkan/304/

確かに石灰化しており、神経管の入り口が見つかりません。

しかし、慌てることなく、超音波の機械を使ってもう少し削り進めていきました。

すると・・・

!?

細越_和枝右上5マイクロ2

ちょっと分かりにくいのですが、点状にちょっと引っ掛かるところが出てきました。そこを丁寧に根気よく進めていくとあるところでスルスルっと入っていくようになりました。また同時に根の先から膿も出てきました。やはり、根の先に病気が出来ていました。その後は、神経管を封鎖するための太さまで拡大をしていき、バイキン除去のために徹底的に洗浄をしていきました。

そうすると・・・・

細越_和枝右上5マイクロ3

このような入り口の感じになります。神経管がきれいになったことを確認してそこに最終的な詰め物をしました。

そうすると・・・・

細越_和枝右上5根充時デンタルX-Pのコピー+

このようになります。患者さんは、今まで感じていた症状は全く無くなったとのことでしたので、一安心。

根の病気だったところに骨が再生してくるにまだ時間が掛かりますので、仮歯を入れてしばらく様子を見ていきたいと思います。

このように裸眼で以前のやり方での根管治療には限界があると思われます。マイクロスコープを用いて、その上で確立された治療法を実践していくと今回のように治療が可能になるかもしれません。全てこのようになる訳ではありませんが、あきらめなければ何とかなるかもしれません。

また、なんとなくこうだからとか、こんな気がするとか不確定な状況で抜歯に至るケースは少なくなるように思います。

なので、もしもの時には一度ご相談いただければ幸いです。

では、皆さん

あきらめないで

 

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