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根管治療における外科手術を歯周病専門医&顕微鏡歯科認定医の立場から考える

2017年01月29日

カテゴリ:根管治療

 

 

根管治療の最後の砦・・・すなわち“ラストホープ”となるのは、以前もお話させていただいた『外科的歯内療法』になります。

外科的歯内療法には、大きく分けると2つあり、1つは、歯肉に切開を入れて根の先を見えるようにしながら感染部位を切り取ったりする方法。もう1つは、一度抜歯をしてお口の外で適切な処置をしてその後元の位置に再植する方法です。

今回は、1つ目のお話。

歯の根に病気があるので、治すことはもちろんですが、手術後の歯肉の状態によっては、見た目の審美性を阻害したり、言葉を発すると息が抜けたようになるといった機能性を阻害することもあります。そのようなことを考えると、ただ単に歯肉を切開して縫合すればよいという訳ではありません。

すなわち、切開する時点でその手術を行うドクターの考え方、

つまり

「多少手術痕が残ってもよい。歯肉が1ミリ下がっても良い」と思いながら手術を行っているか、それとも「手術痕は可能な限り残したくない。歯肉を1ミリも下げたくない」と思っているかによってやり方は大きく変わってきます。

その辺を考慮しながら行った手術については、以前ご紹介したコチラもご覧ください。/blog/konkan/444/

今回はというと奥歯の場合はということで、ちょっと専門的になりますが、

ポイントは、

・切開線のデザイニング(どこをどのように切開するのか)

・使うメスの種類

・縫合糸の太さ

・縫合の仕方

ということになるように思います。

切開線のデザイニングに関しては、私もまだまだ研究中ですが、その他の3項目に関しては、概ね答えが出ていますので、現在の方法で行った経過をご覧にいれますと・・・。

オペ直後+

↑手術直後

1w抜糸直後+

↑抜糸直後

4w+

↑4週間後

6w+

↑6週間後

4M+

↑4ヶ月後(一番左には新しいかぶせ物が入っています)

 

このように、根の病気を治すことはもちろんですが、歯肉の状態もどこを治療したかわからない、機能的にも審美的にもなんら障害はないというようになったら良いと思いませんか?

一応このようなことを考えながら手術を行っているのが、歯肉のことを把握している「歯周病専門医」であり、より精密な処置を行っている「顕微鏡歯科認定医」です。

という訳で、

もしもの時は、ご相談いただければ幸いです。