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昨今のこのような時期だし、大分時間も経ってしまいましたのでどうしようかと思いましたが、備忘録という意味合いと、患者様に歯科医師がどのようなことを考えながら勉強しているか、そしてこれからの若い世代の歯科医師の参考になればと思いまして記させていただきます。
怒涛の10日間の〆はまたしてもマイクロスコープ研修の聖地!神奈川県のデンタルアーツアカデミーへ訪問。まさに、4日前のデジャブ~(笑)
今回は、講師ではなく受講生として参加しました。事務局の方々にあいさつしても皆さん笑顔でなんか変ですと・・・(笑)
でも、私はいたって大真面目での参加です!(キリッ)
私の今年のテーマは、「精密治療をよりスピディーに!」と掲げていますので、それを実現するために欠かせないセミナーでした。
セミナー名は、「ミラーテクニック道場!」
道場主で講師の三橋純先生は、私が所属している日本顕微鏡歯科学会の会長であり、その道の第一人者の先生です。また、セミナーをサポートしてくださる師範代の先生方も強者揃いです。その先生方にマイクロスコープを用いて歯を削る(かぶせ物をするために)ということを教わるのが今回のセミナー。ちょっと要約しすぎかな・・・(汗)
今年歯科医師になって23年目をむかえる私ですが、振り返ってみるとこの歯を削るということを先輩から細かく教わったことはなかったような・・・(汗)また、私自身大学4年の時のハンドボールの試合で右手薬指の第二中手骨を骨折した影響もあり、歯科医師1年目の時は、ハンドピース(歯を削る機械)を10分持つだけで手が痛くて治療続けるのが困難ということを経験しています。その後のトレーニングでもちろん克服はしているのですが、もう一段階治療のクオリティのステージを上げたいなと思い、この道場の門を叩きました。
この日に至るまで2ヶ月に及ぶトレーニングがありました。師範代の先生方にきめ細かいサポートをしていただいたことで、いろんなことが目から鱗の状態で当日を迎えることが出来ました。また、当日はこの2ヶ月間の復習と自分が難しいと思っていたことへの質問とその答えを見つけるための時間となりました。
無事に修了証はいただきましたが、目指す頂のためには今後も日々トレーニングを重ねていきたいと思います。
最後に、このセミナーの成果を!
型取りした模型をいろいろな方向から見たものです(かぶせ物を入れた写真は、舌側から見た写真を撮り忘れました(汗))。技工士さんからもストレスなく製作出来ると仰っていただきました。見る人が見ればまだまだなのかもしれませんが、適合の良いかぶせ物を入れることは、この歯を長持ちさせる第一歩だと思いますので、今後も精進して患者さんに還元していきたいと思います。
ということで、マイクロスコープ治療に取り組んでいる先生にはまさにオススメのセミナーです!
院長 佐藤
※Part 1、Part 2を見逃した方は、こちらからどうぞ!