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歯科衛生士が見分けるエンドペリオ

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腫れや痛みを感じている
患者様へ

歯周病かと思ったら…

歯の鈍い痛みや歯ぐきの出血などの症状は、歯周病の疑いがあります。
歯周病は自覚症状がほとんどないまま悪化し、最終的に歯が抜け落ちてしまう恐ろしい病気です。たとえ自覚症状に気づいたとしても、歯周病が進行しているケースも多く、症状の改善には早期治療が欠かせません。
当クリニックの歯周病治療は、まず精密検査から始まります。歯周ポケットの深さの測定や歯槽骨の破壊状況、歯肉の炎症状態など、さまざまな項目から検査を実施。症例によっては、すでに歯の根本が折れているケースもあり、患者様の症例を見極めたうえで、適切な治療をご案内いたします。

根管治療か歯周病治療か

難症例の一例を見てみましょう。
歯肉の膨張が見られ、歯の根の先が靄のかかっているようにも見えます。歯のこの部分に膿が溜っている可能性があります。
また歯周病原因と思われる歯と歯の間の隙間(歯周ポケット)や歯槽骨が溶けてしまっているのも見られます。
下記のような症状の中から、根管治療から対応するのか、歯周病治療から対応するのか、また両方から対応する場合と3パターンの可能性からきちんと判断し、治療法の提案をしないといけません。

根管治療で対応する症状

感染根管
感染根管とは、根管内が細菌感染している状態を表します。歯髄(歯の神経や血管)が、すでに壊死している場合がほとんどです。すでに根管治療を終えていても、充填剤の隙間から細菌が侵入して炎症が起きているケースもあります。治療では、根管内の汚染物質や細菌を隅々まで取り除き、充填剤を精密に流し込み、細菌の侵入を防ぎます。
根尖病変
根尖病巣とは根尖(歯の根の先端)におこる何らかの病的な変化のことをいいます。レントゲンで撮影すると歯の根に黒い影が見えます。 虫歯が大きく進んだ場合や、歯の神経(歯髄)を取った歯が感染をおこした場合に、歯の根っこの先にまで膿(うみ)が溜まった状態をいいます。痛みがないときもありますが、身体の抵抗力が落ちたときに、腫れと強い痛みを伴うこともあります。
歯根破折
歯根破折とは、歯の根本に亀裂が入り、折れてしまっている状態です。過去に虫歯の治療で、歯の神経を取ったことがある患者様に多い症例です。神経を取ると歯に栄養が行き届かず、脆くなります。そして歯が内部から割れると細菌が入り込む原因になり、歯ぐきが痛んだり腫れたりするのです。症状が悪化すれば、抜歯や蓄膿症のリスクが高まります。

歯周病治療で対応する症状

歯周炎
歯周病が進行すると歯ぐきの炎症にとどまらず、歯を支える歯槽骨までもが溶かされていき、歯周ポケットが深くなります。汚れも溜まりやすく、歯周病がさらに悪化する原因の1つです。症例によっては、外科手術を伴う歯周再生治療をご提案し、歯周病の改善を一緒にめざします。診察時は、歯周ポケットの深さはもちろん、歯根破折(歯が根本で折れている状態)が起こっていないかもチェックし、症例に合わせた精密な治療を大切にしております。

症例紹介

CASE1

根管治療後、感染根管になってしまった

左下の一番奥の歯が一度根管治療している歯ですが、歯の根の先に病気(黒い影)があります。被せ物を外して再根管治療を行ない、病気の改善が見られるケースです。

年齢
37歳
性別
女性
主訴(症状)
定期検診での根の病気の指摘および主治医からの紹介。
治療内容
再根管治療
治療期間・回数
4回
費用
15万円
CASE2

歯根破折に見えて実は違う症例

右下の奥から2番目の歯が痛む、歯茎が腫れたといらっしゃった患者様です。
最初にレントゲン写真を見た時に、私自身もしかしたら歯の根が割れているかもしれないと思ったことを思い出します。そのように見えるレントゲン所見なんです。ただ歯の割れ(破折)に関しては、最終的にはマイクロスコープで根管内(歯の神経管の内部)を確認しないと分からないので、そのことを説明させていただき診査および治療を開始させていただきました。慎重に中を確認していきましたが、破折の確認は出来ませんでしたので、何とか残せると判断し、保存治療に努めました。治療後は経過良好で現在に至っています。
レントゲン写真で分かることは多いのですが、レントゲン写真だけでは確定診断にならないのも事実。「抜歯しかない」「歯が割れている」と言われることも多い歯の根の病気ですが、保存の可能性を探手ってみたいという方は一度ご相談いただければ幸いです。また、かかりつけの歯医者さんがいる方は、一度主治医の先生に当クリニックの受診を相談してみてください。

年齢
53歳
性別
女性
主訴(症状)
歯茎が腫れて痛む。
治療内容
根管治療
治療期間・回数
4回
費用
15万円
CASE3

根管治療と歯周病治療が必要なケース

当クリニックの90%以上はやり直しの根管治療になります。こちらの患者様も他院で半年ほど根管治療を行っていましたが、一向に良くならないと来院されました。レントゲン写真で確認すると、根の病気と分岐部(歯と歯の股際)に問題がありました。厳密には股際のちょっと下のところに神経管とは違う穴が開いていました。多分、マイクロスコープがないことでここに問題があることが分からなかったのでしょう。治療は、穴のところおよび神経管の細菌感染をしっかりとったところで、穴の修復と根の詰め物をしっかりしました。多くの歯科医院では抜歯を宣告されることの多いケースですが、今回はしっかり治療が出来ました。現在5年経過していますが経過は良好です。

年齢
45歳
性別
男性
主訴(症状)
歯茎が腫れている。
治療内容
根管治療と歯周病治療
治療期間・回数
4回
費用
根管治療15万円・パーフォレーションリペア2万円

気になる方は当クリニックまで
ご来院ください

歯周病治療と根管治療の一緒になった症例は見分けることが非常に困難です。気になった方はぜひ当クリニックまでご来院ください。

根管治療後も症状が芳しくない、鈍い痛みや違和感を感じれば、患者様自身で来院もしやすいのですが、すでに痛みを感じる時点で重症化している場合もあり注意が必要です。歯のクリーニングなどを受けていますと、定期的な深さのチェックを行うため病変に気づく可能性もあります。
予防も兼ねて定期的な通院をおすすめいたします。

当クリニックの取り組み

  • 初診検査時に衛生士によるチェック
  • 医師に報告し、詳しく調べるため追加検査を提案
  • 検査内容を基に再精査
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