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久しぶりのブログになります( ̄▽ ̄;) いろいろバタバタしておりまして、ご無沙汰してしまいまして申し訳ございませんm(_ _)m
コロナ、コロナでなかなか気が落ち着きませんが、もう少しなのか、まだまだなのか・・・。私たちが出来得ることは、しっかりとした感染予防をして患者さんを迎え入れる事だけなので、日々粛々と行っています。
さて、コロナの世の中になっての歯科での変化は、
「歯根破折」
すなわち歯の根が割れて来院する方が増えたなと・・・。原因としては、ストレスからくる歯ぎしり、食いしばり、TCHなどの影響で歯にストレスがかかり、歯が耐え切れなくなり結果としてひび割れてしまうという。コロナ疲れによる慢性的なストレスが原因なのかもしれませんね。歯根破折を起こしてしまうと基本的には抜歯を考えなくてはなりませんので、歯ぎしり、食いしばり、TCHがある方はお気を付けください。ポイントは“予防”ですよ。
さて、本当の歯根破折ではしょうがないのですが、
「根が割れていると言われた」
という方も増えてきています。
実はこれが要注意!
他院で「根が割れているので抜歯をしなくてはならない」と言われたけれど、抜歯はしたくないので何とか残せないかと探して当クリニックに辿り着く方も多くいらっしゃいます。
そのような方を診査すると、ちょっと違った傾向も見えてきます。この1年の状況を調べてみると
・根の病気はあるが破折は問題なし:65%
・パーフォレーション(神経管とは違うところに穴が開いている、ダメージを負っている):15%
・太くて長いメタルコア(金属の土台)が入っているので取れないまたは取る時に歯にダメージを与えてしまう恐れがあるので手を出せない:5%
・歯根破折を起こしている:15%
以上のような統計結果が出ました。
この中で、本当に抜歯しなければならないのは4番目の「歯根破折を起こしている:15%」だけです。
もう一度言いますが、これらは全て「根が割れている」「歯根破折を起こしている」と言われ、抜歯しなければならないと言われた歯です。
この結果からいろいろな事が予想されますが、その歯を診る先生によって診断は変わります。その診断は必ずしも正しいという訳ではありません。
多くは語りませんが、歯の根の病気・治療はアンタッチャブルなのかもしれませんね。
歯の根の病気、治療、根が割れているなどを言われた時は、一度ゆっくり考えたほうがよろしいでしょう。歯科の一般的な治療ではありますが、「餅は餅屋」という言葉もありますので、もしかしたら根の治療の専門性があるクリニックであれば助かる歯かもしれません。
皆様の歯が無事で、お口の健康が保たれることを願っています。
さて、6月もスタートです。今月もどうぞよろしくお願い致します。
院長 佐藤