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歯肉をどのように扱うのが予防処置なのか・・・(私見)

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歯科治療ブログ

前回の歯磨き粉の顆粒は結構衝撃的だったようですね。私たち歯科関係者には当たり前に見る光景なんですが、患者様には「まさかこんなことになっていたとは!?」とお言葉をいただきました。他の患者様からは私もどうなっているか診てほしいと検診希望もいただきました。決して、不安を煽っているわけではなく、これをきっかけに予防への意識が高まればと思っています。

さて、前回のアンサーですが・・・・・。

歯肉をどのように扱えばよいのか・・・。

理想は、歯肉を傷つけることなく、患者様に痛みを与えず、顆粒のみをしっかり除去できれば一番良いですよね。大事なことなのでもう一度言います!

「しっかり!、シッカリ!、確り!」。

しかし、これが案外難しい。このことは顆粒に限らず、メンテナンス時の歯周ポケット内の歯垢や歯石の除去にも共通しています。

歯垢や歯石の除去をする場合様々な器具がありますが、形や太さも様々です。

スケーラーチップ比較

左は、一般的に歯肉縁下(歯肉の中)の歯石を除去する時に使う器具で、太さ(幅)は0.8mm。真ん中は、一般的に歯肉の縁や上に付いている歯石を除去する時に使う器具で、先端の太さは0.6mm。しかし、テーパーがきついので、すり減ってくると途端に太くなります。右は、私たちが主に使用している器具で、太さは0.3mm。歯肉縁下の歯垢や歯石を除去するのに最適で、歯根の形に沿って追従させることが出来るので、歯肉を傷つけませんし(出血もあまりありません)、痛みも出しません。実際、以前は左のような形状の器具を使用していましたので、毎回麻酔をしていましたが、今は麻酔をすることはほとんどありません。

このように、たった0.3~0.5mmの違いですが、患者様への負担や歯肉のダメージなどは大きく変わってきます。

では、右の器具を使用すれば誰でも同じ結果が得られるかというとまたこれもちょっと違います。この器具はかなり細いので、扱いが難しいのです。間違った方向に挿入すれば歯肉を貫通し、大きく傷つけるかもしれませんし、力の入れ方や機械のパワーを間違えれば器具が曲がったり折れたりするかもしれません。なので、この器具の特徴を最大限活かす為には、マイクロスコープの使用が必要であり、その為の技術が必要になってきます。

ここで、ちょっと動画をご覧いただきます。

まさかこんなに歯垢が詰まっているとは!?と思いませんでしたか?

なので、狭い範囲をしっかりお掃除する必要があるのです。

しっかりって結構難しいですが、答えは無いわけではないので、あとは皆様がそういうクリニックと出会えることを願うばかりです。

歯周病で悩まれている方、しっかり予防処置をしたいという方は、一度ご相談いただければ幸いです。

 

最後に・・・

ハイ、注目~♪

ここからは、同業者の方々へ

このチップ欲しい!と思った方、目の付け所がいいですね~♪

このチップは、錦部製作所http://www.nishikibe.co.jp/blog/が製作しているK-1チップと言います。物作りニッポン!日本が世界に誇る超音波チップだと思いますので、興味をお持ちの方はこちらhttp://www.nishikibe.co.jp/blog/をご覧いただき、お問い合わせいただければ幸いです。

 

院長 佐藤

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