カテゴリー:
エンドペリオ根管治療
BEFORE
AFTER
症例情報
年齢 | 37歳 |
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性別 | 女性 |
主訴(症状) | 咬むと痛む、歯茎も腫れている |
治療内容 | 再根管治療 |
治療回数 | 4回 |
費用 | 15万円 |
治療詳細
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初診時
左下の一番奥の歯の根の先に病気(黒い影)があります。一見神経管が3本あってそれが感染しているように見えますが、神経管を入り口から見ると実は下のようになっています。
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再根管治療の流れ
左は以前の治療でのゴムの詰め物。真ん中は、ゴムの詰め物を取り除いて徹底的に神経管をきれいにしたところです。大きな神経管が独立してあるわけではなく、筋でつながっています。右はその神経管に過不足なく緊密に詰め物をしたころです。
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再根管治療終了時
そして、治療後のレントゲン写真がコチラ。両端の神経管は太かったので白く濃く映っており、それをつなぐ筋になている神経管は細いので薄く映っているのが分かります。ここから根の先の病気(黒い影)が小さくなるにはある程度時間が掛かるので、経過を追っていきます。
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治療後 3カ月目
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治療後 6カ月目
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治療後 1年5カ月目
時間の経過とともに病気は小さくなり、1年5か月後には全く病気は見られなくなりました。
このような形態の神経管は、下の奥歯結構認められます。しかし、ちゃんと見えていないと再発を繰り返し、抜歯に至ることも多々あります。神経を取る処置、歯の根の治療は、歯を保存するための最後の砦です。誰が治療をするかが、その歯の予後を左右すると言っても過言ではありませんので、皆さんもご自身の歯の治療を誰に任せるかしっかり考えましょう。