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岩手の根管治療を考える

2019年07月09日

カテゴリ:根管治療

こちらのホームページでのブログは、大分久しぶりになってしまいました。ブログをサボってしまいまして申し訳ございませんm(_ _)m

実は理由がない訳でもなく・・・(汗)

ちょっと言い訳にはなってしまいますが、このホームページおよびブログの影響もあってか、多くの患者さんが結構歯の根の治療(根管治療)について認識していただくようになったと感じています。マイクロスコープを用いた根管治療に取り組むようになって12年目ですが、年々患者さんの意識は高くなって、可能性があるならば抜歯ではなく、ご自身の歯を残したいと当クリニックに来院される方が本当に多くいらっしゃいます。なので、この根管治療のホームページやブログは、患者さんへの情報発信として一定の役割を果たしたかなと感じていたので滞ってしまい、気付いたらいつの間にかこんなに期間が空いてしまいました(大汗)

という訳で、今回は冷静に現状を分析してみたいと思います。

現在の当クリニックが行っている治療の約40%が根管治療です。特に以前の治療を行った部位の再発や今現在治療を行っているが治らないからと転院されての治療すなわち再根管治療が90%以上を占めています。ちなみに、同じく40%近くがダイレクトボンディングで、この2つの治療は歯を残すための治療であり、当クリニックの特長となっています。

先に述べましたように、患者さんには発信した情報が届いているように思いますし、来院された患者さんにはしっかりとご説明をさせていただき治療を行い、その結果に喜んでいただいております。また、少しずつ提携クリニックも増えており、そのクリニックを経由して来院される方も増えております。当クリニックで根管治療後、主治医の先生のクリニックでかぶせ物を入れて、その後メンテナンスで経過観察をしていただくことで、長期的に維持していただいております。このように患者さんにとってのプラスとなる環境が広がっているなと感じていました。

しかし、その反面というところも実はあります。

岩手県という少し大きいくくりでみますと、ちょっと状況は変わってきます。

根管治療に対してポジティブな先生とネガティブな先生に大きく分かれるなぁ~と感じています。

意思の疎通が出来ている先生とは全く問題ないのですが、そうでない場合は・・・。

私自身は、他の先生の培ってきた経験や技術を否定するつもりはありません。ただ、そこで対応できなかったら即抜歯!、自分が治せないものを他のドクターが治せるはずがない!と言って、当クリニックの診断や治療を真っ向否定するのは、ちょっと悲しくなりますね。

また、治療後の症状は全くなく、快適に食事も出来ており、明らかにレントゲン写真でも治癒傾向にあるのに、根管治療後3ヶ月でまだ根の先に黒い影があるのはおかしいといって有無を言いわさず抜歯されたと泣きながら報告を受けたこともあります。

このように、根管治療に対するドクターの認識の差は明らかにあるのが現状だと思います。

なので、ここ数年での患者さんへの情報発信からの病気や治療に対する認識ということについては一定の成果は出ていると思いますが、ドクターへの情報発信と言う意味ではまだまだかなと感じています。

患者さんの歯を1本でも多く救うためには、クリニックどおしの連携は必要だと私は思います。確かに、歯を抜いた後のインプラントやブリッジの治療が得意な先生も沢山いらっしゃると思いますが、ご自身の得意な治療と患者さんが望む治療を上手くすり合わせていただき、自分の範疇外の治療が必要な場合は、ある程度専門的に行っているクリニックに紹介するのも一考だと思います。

日本の場合、全ての治療が出来て一人前という風潮がありますが、歯科医療も大分細分化されてきていますので、1人で抱えるのは限界があるのではないでしょうか。

患者さんもこのような現状がある事を分かったうえで、どこでどのような治療を行うか決定していただければと思います。

今回は、現状の分析だけになりましたが、次回からはまた治療例からのお話をさせていただきたいと思います。このブログが、患者さん皆さんのためになれば幸いです。

 

たかデンタルクリニック 院長 佐藤貴彦

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