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Yahooブログ からの続きになりますが、ナチュラル&審美的な治療の陰には、やはり 「根管治療」 があります。
事故で前歯を強打し、折れたり欠けたりしたため、根管治療後にかぶせ物や詰め物をで治したそうです。それがこの状態・・・。
時間の経過とともに歯肉は炎症をおこして赤く腫れていますし、かぶせ物・詰め物は変色や劣化をしています。ご本人も口元を気にして話したり、控えめに笑ったりと・・・。
当時を予想すると事故ですから急患で応急処置。痛みを取ること、形をそれなりに修復することが最優先であったのではないかと予想されます。しかし、その山場が過ぎて、患者さんもドクターも冷静に今後どのように治していくかと考えられるようになってからのこの治療では、患者さんから笑顔を奪うことになってしまってもしょうがないのかと。
さらに・・・
歯肉の下に隠れている歯根(歯の根っこ)も大変なことに。
根管治療をしたところがことごとく再発。患者さんも常に重苦しい、鈍痛があると。結局は全く治療になっていなかったということになります。
ドクターの実力以上の手に余る治療をしてしまうと結局は患者さんが割を食ってしまう悲しい現実です。
そこで・・・・
私がしたことは、いたって簡単!丁寧に1本1本根管治療をしたうえで、歯肉の状態も改善させて、匠の技工士さんと最終形態や色をよりナチュラルにするにはどうしたらよいかと話し合いをしただけです。
あっ!
簡単じゃなかったですか?(苦笑)
でも、ドクターの実力はいろいろあるとは思いますが、“丁寧に”は誰でも出来ると思うんですよね。特に若い先生には、スピードや派手な治療に目が行きがちですが、1つ1つ丁寧に治療をしてほしく思います。基本を疎かにしていると5年後、10年後に自分に返ってくるんですよね~。そして、痛い目をみる。。。。。
ちょっと、横道に逸れましたが、私が行った治療は、こんな感じです。
いかがでしょうか?
ナチュラルな感じで再現出来ていませんか?
芸能人や最近は一般の方でもいかにも治しています!っていう感じの歯をしている方がいますが、ご本人は満足しているのですかね?正直私は嫌ですね。自然で美しい!が私の目指すところです。ナチュラル~♪
そして、
キレイなものの下には、しっかりとした「根管治療」があるので、かぶせ物も安心していれることが出来ます。
この方は、事故でダメージを負った歯なので、長期的に経過観察しなければなりませんが、現在のところ問題は発生しておりません。不完全治癒?かなというところもありますので、注意深く観察していきたいと思います。
長々書きましたが、結局のところ治療のスタートであってゴールに直結するのが、
根管治療
な訳です。
たかデンタルクリニックHP http://www.taka-dc.com/
根管治療専門HP https://www.taka-dental-clinic.com/
根管治療専門ブログ https://www.taka-dental-clinic.com/blog/