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今週は、根管治療後の経過観察の方が多くいらっしゃいました。
当クリニックでは、根管治療後、他院からのご依頼の患者さんや当クリニックで治療を継続している患者さん、メンテナンス中の患者さんにおいて分け隔てなく根管治療後の定期検診を行い、状態の確認をしております。そうすることで、問題なくかぶせ物の治療に移行できたり、場合によっては外科的な治療に移行したりと迅速に判断することが出来ます。
こちらの患者さんは、治療後3ヶ月での検診でした。
↑初診時 他院でこれを治せるのは10人に1人ぐらいだと言われたそうで、プレッシャーの掛かる治療でした(汗)
↑治療終了後
↑治療終了から3ヶ月 症状は全くなく、レントゲン的にも治癒傾向が認められるのではないでしょうか。
こちらの患者さんは、治療後6ヶ月の検診でした。
↑初診時 なかなか大きな根の病気(根の先の黒く透けているところ)ですね。
↑治療終了後
治療後6ヶ月 まだ完全ではありませんが、だいぶ病気は小さくなってきました。次回の検診ではもっと骨が再生していることを期待しています。
そして、3例目の患者さんは、1年検診でした。
↑初診時 根の病気に伴う膿の袋も歯肉に出来ていました(歯肉の写真は割愛します)。
↑治療終了後
↑治療後1年 根の先の病気(黒く透けていたところ)も回復しており、特に症状も無いことから本日で終了としました。
今回の3名の患者さんは、特段問題はありませんでした(とても良いことです)が、もしもの時は次の一手を打てるように早急に判断していきたいと思います。
また、このようにフォローアップさせていただくことで、皆様にも安心していただければ幸いです。
当クリニックで、根管治療を行う患者さんの90%が再治療、再々治療とダメージを負った状態での治療となりますので、その回復を見守るためにある程度長期的に経過を追わせていただいております。
このような治療をお望みの方は、ご相談いただければ幸いです。
院長 佐藤